Infection

新型コロナ・その感染症の診療について
■ 新型コロナウイルスについて。
当院では来院されるほとんどの方が重症化リスクの高い糖尿病をお持ちのため、新型コロナウイルスの検査は行っておりません。
解熱剤や咳止め、咽頭痛に対する診察、お薬の処方は電話診療、自家用車内等でおこないますのでコロナ陽性・陰性に関わらずお電話でご相談ください。
■ 風邪・胃腸炎について
風邪や胃腸炎のほとんどは何らかのウイルスが原因です。ウイルス感染症では初日に悪寒や発熱が出現したあと、2-3日目をピークに咽頭痛、鼻汁、吐き気、下痢などが続き、しっかりと保温・安静を摂ることで5-7日目には自然軽快します。
このウイルスを退治する(風邪や胃腸炎を早く治す、周囲へうつさないようにする)薬は存在しません。
これらの症状は体が病原体と戦う(体から排除する、将来に備えて免役を獲得する)ために引き起こされる防衛反応ですので、表面的な症状をごまかすだけの風邪薬や下痢止めなどを安易に使用することはかえって不利益を生じる可能性が高まります。
薬の費用・副作用も心配です。
ただし、睡眠や飲食を妨げるほどの発熱や咽頭痛、咳などは対症療法で緩和することが有益な場合がありますのでご相談ください。
■ 以下の場合は医療機関・相談センターに電話相談してください。
1:いつもの風邪・胃腸炎ではない気がする
・鼻水はないが、喉(特に片側だけ)が異常に痛くで唾液も飲み込みにくい。
・鏡で観ると扁桃腺が赤く腫れて、白い膿のようなものがついている。
・息苦しさが強い、咳が喉からというよりも肺の方からでているよう。
・3-4日間しっかり安静にしていたが改善傾向なく、むしろ悪化している。
・吐き気が強くて水分が摂れない、腹痛・下痢がひどい。 など
2:新型コロナに感染した可能性が高い
・コロナ陽性者と明らかな濃厚接触あり。
・クラスターと認定された空間にいた。
・味覚、嗅覚障害がある。 など